らーめん 一(にのまえ)@六角橋 |
「日本一の背脂魂」「ガツン」を標榜するラーメンはライトとんこつベースの背脂チャッチャ系だ。麺は長多屋製麺の中太やや縮れ麺。背脂の量、塩味や茹で具合、麺の量の調整はきめ細かにオーダーできるシステムだが最初でよく分からないのでデフォで頼んだ。どうやら麺の大盛りは無料のようだ。厨房はカウンターに囲まれたオープンキッチンで調理プロセスの一部始終が見える。柄杓で掬った背脂を網越しに丼へチャッチャ!と投入する動作は非常に激しいものがあって、その気合いに満ちた作業をただただ呆然と眺めるばかりだ。出てきた丼は持つところがないほど脂でべとべとである。盛り付けを終えた丼を出した後の配膳台の上は相当悲惨な状態となる。
長女が頼んだのは醤油バターラーメン+増しモヤシ、家内は味噌を頼んだ。ただでさえ背脂こってりなスープに更にバターを溶かしながら食べるという濃厚なラーメンは余り例がないだろうし、それにモヤシを山盛りに足しているので雰囲気は二郎に類似だ。味噌ラーメンのスープは特製合わせ味噌をとんこつで溶きながら中華鍋で加熱して作るというもので熱々かつ厚みのある味が特徴だ。
私が頼んだのは醤油チャーシュー麺。巻きバラチャーシューが8枚ほど均等にびっしり並べられて出てくるので下の背脂や麺の様子は最初見えない。塩分はデフォではかなり濃く、後の方ほど舌にきつく感じる。つけ麺ではないのにスープ割を提供している理由はこれだった。なるほどこの塩分なら薄めで頼んだ方が正解だったのかも知れない。しかし、スープと背脂による旨味もまた強烈であり、しょっぱいのを忘れてグイグイと飲まされる感じだ。
麺はデフォでもかなり固めの茹で加減で最後まで伸びない。巻きバラチャーシューは柔らかくて甘み・塩分とも濃くかなり美味しい仕上がりだ。硬くこりこりする小振りなメンマは上から底の方にまでかなり多量に入っている。モヤシは割と多めだがこのラーメンには合っていると思う。
全体として見ればワイルドで男性的な迫力を備えたラーメンで、なかなかガッツリと胃にもたれるものだ。但し味が粗野かと言えばデフォの塩分が多いだけであって決してそんなことはない。この激戦区で生き残っていくためにはこれくらいのインパクトがなければ無理だろう。この線を維持してシステムを安定化させれば十分にやっていける店だと思う。
らーめん 一(にのまえ)@六角橋
横浜市神奈川区六角橋2-14
TEL: 045-491-7126
営業: 11:00~14:00、17:00~2:00
定休: 水曜
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
背脂、多っ!!
更にバター、すごっ!!(笑)
強烈ですね~。
確かにガツンだわ、これは。
背脂塩分控え目とかって、軟弱オーダーを受けてくれるかなぁ?
「この店に来るなー!」と叱られそうですが。
軟弱オーダーする人もいましたけれど、デフォと大差はなさそうでした orz
アバンテ日記さん、毎度ですw
>醤油チャーシュー、塩少なめを頼んでみたいな~、と。
そう! それが正解だと思います。このチャーシューはなかなか美味しい出来映えです。これまたちょっと塩味が多いですけれど・・。
六角橋付近は飲食店が多くて良いですね。
大学時代にもっと色々行ってれば良かったです。
あ、水害後ようやくパソコン繋がりました。
長かったです(--;)
えっ? あの兵庫の水害に遭われたですか?? ご無事で何よりです。私としたことが気が回りませんで失礼を致しました。遅ればせながらお見舞いを申し上げます。一刻も早いリカバリーを祈念致しております。
葉隠は六角橋交差点に数年間進出していましたが、結局は元の場所(岸根公園方面)へと戻っていきました。六角橋交差点は結構鬼門で、ラーメン屋の勃興が激しいですわ orz
でゎ・・。