Seagate Savvio 10K.2 |
自宅PCはSASでディスク・サブシステムを組んでいるが、使用しているドライブは過去のU320時代も、更にその前のU160時代もWide SCSI時代も一貫して3.5インチドライブだ。もっとも2.5インチがデスクトップ用途としても十分な性能を獲得したのは最近のことなのだが。
単独で写真を見てもそのサイズがいかに小さいかが分からないが、こうして3.5インチ・ドライブと並べてみるとその差は歴然である。大きさもさることながら重量の差も大きくて、もの凄く軽量に感じる。
一万回転の第二世代2.5インチドライブであるSavvio 10K.2のデータシート、また参考までに一万五千回転の第五世代3.5インチ、Cheetah 15K.5のデータシートを見ると明らかな優位性が読み取れる。
重量はSavvioが210g、Cheetahは771gと三分の一以下である。また、通常消費電力/アイドル消費電力はSavvioが8.1W/5.1W、Cheetahが13.7W/8.4Wとなっており、Savvioは動作時においてもCheetahのアイドル電力よりも消費が少ないのである。
2.5インチHDDは会社のサーバ・ルームなどではそろそろメインストリームになりつつあって、そのスペース・ファクターの高さには驚く。このところ追加されるブレード・サーバはほぼ100%が2.5インチHDD搭載モデルである。何しろ従来の5インチベイ1段にSavvioを4ドライブ格納できるのである。
Savvioは小さいとは言えSAS仕様のドライブなので、コネクタは3.5インチと全く同じSFF-8482カードエッジのオスが付いている。面白いことに、このカードエッジの付いている場所だが3.5インチドライブと互換がある位置にある。即ち、ドライブ・ケージに差し込む時、正面から見てスロットの右下側に寄せて突っ込むと3.5インチ用バックプレーンのコネクタ部にドンピシャ刺さるのである。
(あとがき)
特に用途も定めず、なんとなく一つ置いておいてもいいかな? 的な軽いノリでY!から落札したのだが、この大きさとバーサタイル性は色々と応用を試みたくなる代物である。サイクリックな定期バックアップ媒体とすれば保管スペースにも優れている。今後3.5インチを全廃してこれに行く手だってある。この大きさと消費電力なら贅沢にRAID 1-0を組んだってさほど気にならないくらい省エネ・グリーンなのだ。
因みにSavvioについては15000回転のSavvio 15Kが既にリリースされ出回っている。
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