末廣家@六角橋 |
ビール、つまみ
定番のSHINは月火と定休、ならばイツワ製麺所かという話だったがこちらも確か月曜定休。星印あるいはShiNaChiKu亭の成人の日の営業は変則で行ってみて閉まっていたらという不安がよぎる。で、地元の六角橋での選択ならば、くり山は濃厚すぎてちょっと、中々はあっさりすぎてちょっと・・、と定まらない。ならば家系の末廣家を所望とのこと。
ここ数年は加齢のせいか諄いものを忌避していて気がつけば家系は全く疎遠。最後は4年弱前の末廣家で頂いた記録があった。雨の中14:30過ぎに到着、6~7名の待ちで凄い人気。六角家本店が店仕舞した理由が何となくわかる。ビールの食券を出しヱビスと告げる。1本につきつまみが一皿。大判チャーシューの下には太メンマと長葱微塵切りが隠れる(撮影失念)。
ラーメン(普通)+味玉
我々が頼んだラーメン普通盛り+味玉が到着。
家系独特の好みのコールだが、家内は硬め薄め少なめ、私は従前と同様に硬め多めでオーダーした。因みに私が脂多めで頼むのは最後まで熱々で食べたいのと、写真を撮るとき湯気が立たないので好都合だからだ。黄金色に輝くスープは従前よりも更なる進化を遂げ、旨味と甘味、そしてコクといった総合的な滋味がバランスして落ち着き、完全に整っている。
家系の面目躍如といえる高粘性の秀逸な豚骨スープに泳ぐ硬茹ででぽっきりした酒井の麺は、この組み合わせでなければいけないことを静かに主張している。柔らくみっしりとした歯応えのチャーシュー、絶妙な凝固状態の味玉は非常に良い出来栄えで美味。添加物による味変も必要ないほど完璧なこのスープ、一掬いが次の一掬いを誘ってレンゲが止まらない。
暫く来ないうちに末廣家は驚くべき進化を遂げ、これならば本家・吉村家を凌駕してしまっているのではないかとも思われる完成度に仕上がっているのだ。ここまで純度を上げ夾雑物を排しているのならば我々高齢者であっても殆ど苦痛はないしそれほど諄くも感じない。さはさりながら、薄味さらりのマイルド家系とは一線を画しており、王道を行く芳醇な家系なのだ。
お店データ
末廣家
横浜市神奈川区六角橋1-14-7
電話: 045-642-3400
営業: 11:00~21:00(スープ切れ終了)
定休: 日曜
最寄: 東急東横線 白楽6分、東白楽8分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫