唐桃軒@伊勢佐木町 |
そうしたところなんとイセザキモールに新装開店していた。また、この土曜、関東地方は梅雨が明けたらしいとの情報があり、その暑い中を行ってきた。
移転した先はJRAの場外馬券売り場の隣の建物で、以前に博多ラーメンの二十一代目哲麺があった場所。だいたい哲麺には入ったことないうちに撤退してしまった。
そして唐桃軒は大昔に数度食べたくらいでそのうちに存在を忘れ去っていたところ店ごと消滅したので思い出したという次第。
ということで味自体の記憶は全く残っていなかった。
入り口で食券を買うシステムで、家内はネギ味噌ラーメン+味玉、私は定番メニューのチャーシュー麺+味玉とした。店は思ったよりも狭くカウンタだけで11~12席程度。13:00過ぎで先客は2名ほど。食券を出すとすぐに調理にかかる。
麺は細いので茹で上がりまでほとんど時間はかからない。割とすぐにサーブされた。
チャーシューは厚切りでみっしりとしていそうだがほろほろに柔らかい。そして醤油味が比較的くっきりと染み渡っていて美味しい。
さすがにチャーシューを単品売りにしているくらいでこれは良い出来栄えだ。
麺は細麺で若干のウェーブ付きだ。家内のネギ味噌だが、味噌が溶けたスープの味わいは実に霊妙というか旨みと塩分とコクが両立していて良い出来栄えだ。
これに絡む細麺、それと多量に加えられた長葱との相性も良くて、これはこれで意外な発見だった。
これならば、焼き味噌ラーメンのみずき(すみれ出身らしい)のしょっぱめなスープよりは美味しいかもしれない。途中、葫を加えても味が更にまろやかで深い方向へ変化し好ましかった。
一方、私のチャーシュー麺だが、これはごく普通の昭和の醤油ラーメンといった変哲もない鶏スープ(+化調が少し)で、安らぎと伝統の一杯だ。チャーシューは実に旨い。筋張ったところもないし崩れ過ぎるほど軟弱でもなくとても絶妙な煮加減なのだ。その他、メンマはこりこりとした上質なものが数本、そして凝固度合いはちょっと固めながら塩分がしっかりと沁みた味玉も良い仕上がりだ。
このあっさり醤油味ならばイセザキモール4番街の白河中華そばの弘流とバッティングする領域かもしれない。どちらが良いか微妙なところ。場所柄か値付けがちょっと強気ではあるが、これはこれで素直に美味しいラーメンだ。何はともあれ老舗の一つが消滅していたわけではなくて移転再オープンしたことに胸を撫で下ろした次第。
唐桃軒
横浜市中区伊勢佐木町1-5-8
電話: 045-651-3194
営業: 11:30~22:30(土日祝 11:30~18:00)
定休: 無休
最寄: JR、市営BL関内 5分
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