敦煌@伊勢佐木町 |
さて、肌寒いけれど晴れ上がった日曜となった今日、イセザキモールへ買い物へ出掛けた。その途中、中華でも食べようということで有隣堂の裏側あたりにある余り目立たない中華屋を見つけて入った。平日も休日も関係なく定食があるようで、看板によると7~800円でセットメニューが豊富だった。この辺りのロケーションとしては随分とリーズナブルだ。
店は完全な中国資本&中国人スタッフらしくて現地語が激しく飛び交っている。時間は13時を過ぎてはいたが先客はそこそこいて、常連と思しき営業マン氏らがランチを召し上がっていた。
片言だけれども手慣れた女性スタッフに促されてボックス席へ座る。豊富なランチメニューから選んだのは、家内は黒ゴマ担々麺+反チャーハンのセット、私は麻婆豆腐のセット。スタッフからは、一杯だけセルフで珈琲が飲めるのでどうぞ、とのご案内。見ると店の端の方にコーヒーメーカーがセットしてあって横には紙コップが・・。どうやら紙コップで各自どうぞ、との趣向のようだ。
オーダーから待つこと暫し、同時に二人分の料理がサーブされた。700円にしては立派な内容の麻婆豆腐セットだ。家内の麺は黒胡麻とあった通り、真っ黒のスープであってちょっと見た目にはどうかと思うが・・。黒ゴマ担々麺は、確かに胡麻の風味と辛味が深く効いた中華麺であり、ちょっと酸味も感じる一品だ。
家内としてはかなり満足した一杯だったようだ。しかし、セットされている半チャーハンまで平らげるには少々タフだったようで半量を残してしまった。私の方にセットされていた杏仁豆腐と残ったチャーハンをトレードした。チャーハンは、ぱらぱらのご飯(長粒米と普通の日本の米のブレンド)に中華ハム、全卵が馴染んだ良い出来映えだった。
私の方の麻婆豆腐は、いわゆる四川、重慶風のどす黒いものではなくて明るい鮮やかな赤色をしたラー油をまとった一品だ。豆腐は日本の絹ごし豆腐で、つるつるでシルキーな感触。味付けは割と薄味で日本国内では馴染みのあるバランスかと思われた。しかし、暫くするとじんわりと汗が滲む辛味と、花椒(ホアジャオ)によってピリピリと舌が痺れる本格的なものだった。
見た目にはその辺の街の中華屋の麻婆と余り変わりないが、実は基本をおさえた麻婆だったわけだ。量的にもかなり多く、汗をかきながら残ったチャーハンにかけてなんとかたいらげることが出来た。
メニューには敦煌麻婆豆腐(重慶風)というのが単品で存在し、恐らくこちらの方はどす黒い魔の激辛麻婆ではないかと推察される。今度はこれを試してみようと思う。意外なところに意外な本格派中華があるもので、この辺の街の奥深さを思い知った。
敦煌(とんこう)
横浜市中区末広町2-4-8 第三平安ビル
電話: 045-253-1361
営業: 11:00~24:00(L.O.)
定休: 無休
最寄: JR関内 5分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫